昔、とある新聞記者から受けたインタビューで、
「オリンピック選手になりたい、などと考えたことはない」、と言ったにもかかわらず、
「オリンピック選手になりたい。」と目を輝かせていた、と記事にされました。
当時子供ながら、どこを切り取るんだと思ったわけです。
大人になってからは「オリンピック選手になりたい、などと考えたこともない。」と率直に記事にしたところで、記事としての体裁にならないし、そういった切り取り報道はやらせではなく、全体としてまとめるための演出ということなんだという、いわば大人の事情を理解したわけですが。
「オリンピック選手になりたい、などと考えたことはない」、と言ったにもかかわらず、
「オリンピック選手になりたい。」と目を輝かせていた、と記事にされました。
当時子供ながら、どこを切り取るんだと思ったわけです。
大人になってからは「オリンピック選手になりたい、などと考えたこともない。」と率直に記事にしたところで、記事としての体裁にならないし、そういった切り取り報道はやらせではなく、全体としてまとめるための演出ということなんだという、いわば大人の事情を理解したわけですが。
最近、オールドメディアとYouTubeのどちらが信頼できるかが話題になっています。
特に情報の切り取りや編集が問題となっています。
医療機関系の口コミでも診療内容を公開する方もいますが、どのように内容を切り取るかが重要なポイントとなります。自分に有利な切り取りや表現をすること、ポジショントークをすることは、策士としての策と考えれば基本的なことかもしれません。
一連の事実の前後関係をあえて報道しない、あるいは局所的にピックアップすることで、悪意のある誤解を誘導する手法は、報道だけでなく、交渉術や政治活動、裁判、人間関係の構築や破綻手法としてもよく使われる手口です。口コミでも同じことが言えます。言い方ひとつで、様々な効果をもたらすことができます。
一方的に情報を垂れ流すのではなく、反論すべき点はきちんと反論できる環境が出来上がっています。オールドメディアとYouTubeの報道合戦も新しい時代を反映しているように見受けられます。