2025年5月27日火曜日

胃カメラの麻酔

 胃カメラの麻酔には3つのやり方があります。
1:咽頭喉頭部の麻酔のみ
2:咽頭喉頭部の麻酔+静脈麻酔(傾眠)
3:静脈麻酔(昏睡)

3を専門にしている施設では、静脈麻酔を拒否した場合は、
咽頭喉頭麻酔の準備かなければ、おそらく転院という形になります。

私の胃カメラのバイト先では1のみで、静脈麻酔のある2,3を希望される方については他院紹介という形にさせていただいています。

施設ぞれぞれ対応できる準備物、対応装備が異なるからです。

1のみの施設で、2,3をごり押ししても
3のみの施設で、1,2をごり押ししても

無理なものは無理ですね。

3のメリットは、全身麻酔なので、覚醒後は咽頭部喉頭部の麻酔はないので、唾液も水も飲め、むせません。
1,2はカメラ終了後しばらくは呑み込みがむせるデメリットがあります。
全身麻酔のリスクは2,3どちらであっても、わずかではございますが報告はされています。