2024年10月29日火曜日

ADHD?

ADHDが巷で話題となり、なんでもかんでもADHDと言ってしまいがちではあります。
ADHDを理解するための基礎的用語としては以下のようなものがあります。

●ワーキングメモリー
ワーキングメモリーは、情報を一時的に保持し、操作する能力のことを指します。ADHDの人々は、ワーキングメモリーが弱いことが多く、これが注意力の持続やタスクの完了に影響することがあります。

●実行機能
実行機能は、計画、組織化、衝動の制御、タスクの切り替えなどの高次の認知スキルのことを指します。ADHDの人々は、これらのスキルが弱いことが多く、日常生活での様々な困難に直面します。

●インヒビション(抑制)
インヒビションとは、衝動や反応を抑制する能力のことを指します。ADHDの人々は、この能力が弱く、突発的な行動や言動が多くなることがあります。

●持続注意
持続注意は、長時間にわたり注意を集中させる能力のことを指します。ADHDの人々は、この能力が弱く、一つのタスクに集中し続けることが難しいことがあります。

●ハイパーアクティビティ(多動性)
ハイパーアクティビティは、過度な活動や落ち着きのなさを指します。ADHDの人々は、多動性が強く、じっとしていることが難しいことがあります。

●インアテンション(不注意)

●コンビネーションタイプ
コンビネーションタイプは、多動性・衝動性と不注意の両方が見られるADHDのタイプを指します。
ただこれらのすべてが存在するという訳ではなく、程度の差はあれ、それらのいくつかが存在するということであると考えます。

インアテンションは、注意を維持することが難しい状態を指します。ADHDの人々は、不注意が強く、日常生活の中で忘れ物やミスが多くなりがちです。


ただ例えば人が以下のような状況や生活習慣に陥れば、やはり上記現象は元来ADHDでなくても発生すると考えます。
・睡眠不足
・過剰飲酒
・毎日隙間時間にゲームに没頭、集中し、脳の疲労が継続している。
・ギャンブル依存症
・不安処理、感情処理が下手で脳が疲労しやすい。
・無計画で生活している。
・一つのことに没頭し、興味を注ぐ。
・徹夜マージャン、休日も朝から晩までパチンコしている。
・過剰勤務、処理能力を超える仕事量の継続
・ずっと研究に夢中で研究のことしか考えていない。
などなど
脳が疲れ、疲弊すると、感情が理性を上回るだろうし、社会生活すべてに上記現象は多少認められると思います。ADHDではないかと心配されている方は、日常生活、生活習慣をもう一度見直してほしいと思います。
もちろんADHDの方にも生活習慣を見直すことが治療の一つとされています。