応召義務
応召義務とは、医師・歯科医師などの医療従事者が、診察や治療の求めがあった場合に「正当な事由」がなければ拒否できない義務で、医師法19条などに基づく。
先日来た患者さん。
ＬＩＮＥも連続スタンプであおり系。
嫌な予感しつつも診察に。
来院後、診察の結果、専門医に紹介することに。
『こんなにしゃべらせて、時間を奪っといて、紹介って？どういうことコラ？』
唖然としつつ、説明説明。
心の中の本音は
～いや、そもそも、紹介しないと約束してもないし、
～あなたにとって理想の治療を判断しないといけないし、
～普通に専門外と判断すれば紹介するわけで。
傲慢な態度で会計もせず帰られました。
理屈、懇切丁寧。なにも通じない。
今日初めて会ったにもかかわらず、「俺が病気になったのはお前のせいだ」みたいな勢い。
あおり運転したい人は、時間の無駄を気にする割りには、そのパワーや連スタパワーは全然めんどくさくないし、そこにストレス解消があるのかもしれないが、
受け入れ側の診療業務へのダメージは大きい。
医療現場で医療従事者や機関に過剰・理不尽な要求や迷惑行為を繰り返す患者やその家族を意味する和製英語で、「モンスターペアレント」が教育現場の保護者、「モンスターペイシェント」が医療現場の患者を指す、似た概念の言葉です。
来てやってんだぞ、ひざまづけ、俺は客だぞ。
薬をよこせ、保険で出せ、ソセゴン（麻薬）を注射しろ、態度が悪いとか、いろいろと無理難題で
帰っていただくまでに相当な時間を要する。
どの病院にも受付にブラックリストを備えている。
顧客管理は、はやり非常に重要で、間違って受けいれてしまうと、案の定あちこちでいいがかり。受付、診察室でマンパワーを奪っていく。マンパワーを奪われることで、救える命が救えなくなるといっても大げさではない。